人間の持つ「宗教に対する欲求」というものは、消そうとしても消せるものではありません。
入信してしまう若者が存在しています。 「倫理観の欠如」には恐ろしいものがあります。
邪教団に入ったために倫理観が欠如してしまうと、〃霊感商法〃によって人をだましても、あるいは、自分たちを敵視する人びとに対して、殺人などの犯罪を行なっても、それに対する良心の痛みを感じなくなるのです。 そうした人たちは、にせものの教義でどれほど外側を飾り立ててみても、「人間として、許せない」ということを考えるだけの精神的な強さを持っていないのです。
確かに、共産主義国などでは、自分たちの敵を粛清したり、敵国に戦争を仕掛けたりすることは日常茶飯事です。 そうした精神構造や思想が学校教育のなかにも深く入っているのだとすれば、大変なことであって、邪教の宗旨を学校教育に入れたの,と同じことになります。
そうしたものを、なんとかして学校教育から取り除き、正しい倫理観を教えるようにしていくべきです。 教育というものは、技術論ばかりに走らず、人間としての品性を磨くことを、怠ってはならないのです。
「超能力を求める」というようなことを強調する宗教団体に共通して現われている点として、「その団体の信者たちが、ある種の情緒障害を起こしている」ということがあります。 その情緒障害とは、「非常に権利意識が強く、自分たちのことしか考えられない」ということです。

彼らは人の話が聴けず、他人に心を開きません。 つまり、外部と対話をしながら、自分たちの権利ばかりを考え、他人の迷惑を考えることができません。
他人の気持ちを察することができず、すべてを自分本位に考え、「自分たちさえよければいい」という考え方をします。 その結果、自分たちの狭い世界のなかで、誇大妄想に陥っていくのです。
たとえば、オウム教は付近の住民とのあいだで、絶えずいざこざを起こしていました。 オウム教の信者たちは、自分たちの敷地には他人を一歩も入れないくせに、他人の敷地は平気で踏み荒らしましたが、人間の倫理として、たいへん非常識だということに、彼らは気がつきませんでした。
自分たちを外敵から守ることばかりを考えていて、付近の住民がどのような思いで暮らしているかを察することは、まったくできなかったのです。 また、彼らは秋葉原にパソコン・ショップを開いていましたが、客引きのために、自分たちの店の前で騒々しくビラをまいていました。

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